5月2日にはサントリーの白州蒸留所に行きました。
サントリーの蒸留初は初ですね。山崎が一番近いはずなのに・・・(^^;
白州蒸留所は公共交通でのアクセスがかなり不便で、小淵沢駅からですと
土日1日3本だけの乗合い観光路線「清流と甲斐駒ケ岳周遊バス」がほぼ唯一。
敷地内に野鳥の森もみられるということでか、車で来る人が大部分のようです。
ウイスキー博物館。中は歴史やらなんやらの展示です。
サントリーの歴史として山崎蒸留所の開設当時の話なんかも綴られてるのですが
初代所長である竹鶴政孝氏の名前はどこにも出てきません。
まあここまで頑なに居なかったことにしなくてもとは思いますが、
今となっては名前を出したら出したで「竹鶴氏の名声を利用している」と
批判されるのも目に見えてますね、というのはマルスを見て思ったこと。
※ 実際、蒸留所の建設地など重要なところで竹鶴氏の意見はあまり反映されてませんし・・・
過去の宣伝広告なんかの展示もあるのですが・・・
安いトリスの広告が一番スペースを割いてます。
昔から販促といえば安酒なのかなぁ、とちょっとブルーになりました。
次は蒸留所の見学。約60分の案内付コースのみです。
かつて見たことの無い巨大な仕込槽です。
室内には甘酸っぱい香りが立ち込めてます。
初留釜も再留釜も何種類かあるようです。
求める原酒のタイプによって使い分けるのでしょうか。
樽のリメード作業のパフォーマンス。
この後、ひしゃくで樽の中に水を投げ込んで一瞬で火を消します。
貯蔵庫は残念ながら写真撮影禁止。1973年から多くの樽が並んでいました。
最後に試飲。白州10年で作ったハイボールと、白州12年で作った水割り。
どちらも飲みやすく作ってて、美味しいっちゃ美味しいが『試飲』にはならずw
解散後、そのまま有料試飲コーナーに移動しました。
白州25年¥2,300と18年¥500。全て15ml価格です。
25年は流石に旨いですが、パンチにはかける感じ。
しかし15mlで¥2,300というのは・・・1本10万円から逆算した価格なのかも
しれませんが、同業他社と比べると割高感が否めませんなあ。
左から響12年¥100、白州構成原酒シェリー¥200、同ホッグスヘッド¥200、
白州バーボンバレル¥200、白州秘蔵モルト¥300。
構成原酒のホッグスヘッドが香りや味で好みだったのですが、これは単品売りは
してないんですよねえ。
追加でマッカラン18年¥300、ラフロイグ18年¥300、響17年¥200。
マッカラン18年は今回の試飲の中では一番良かったですね。
ラフロイグは初めて飲んだのですが・・・薬臭さが私は苦手。
響はまあ、スタンダードです。試飲としては安くていいと思います。
最後に買い物ですが、イマイチ買いたくなるような商品がなく。
余市みたいに構成原酒を小分けにして売ってくれたらいいのにね。
蒸留所内に咲く山桜はまだ満開。
白州蒸留所は、飲まなくても楽しめるようにできてる場所でした。
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